厚生労働省は25日、平成26年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめ、公表しました。

それによりますと、過労や仕事上のストレスなどを原因として「心の病」となり、労災請求したケースは前年度比47件増の1,456件、うち労災が認定されたのが61件増の497件となり、いずれも過去最多となりました。認定された497人のうち、自殺に追い込まれた人は、未遂を含めて99人で、こちらも過去最多となっています。

厚労省職業病認定対策室は増加の要因について、「仕事上でストレスを感じている人が増加しているのが労災増加の一因になっている」と見るとともに、「平成23年に認定基準が見直され、精神疾患による労災の対象などが整理された。業務上のストレスで精神障害を発症した場合でも労災の対象になることが広く周知されてきたためではないか」と分析しています。

詳しくはこちら【厚生労働省】
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000089447.html