厚生労働省の年金部会は9月18日、パートなど短時間労働者が給付の手厚い厚生年金に加入しやすくするため、労働時間や賃金など要件の見直しについて議論しました。
厚生年金は、2016年10月に週20時間以上のパートにも対象を広げることを決定しています(従業員500名以上の企業)が、さらに拡大するよう求める意見が相次ぎました。一方、厚生年金保険料の半分を払う経営側からは「急激に厚生年金の対象を拡大すると、企業負担が増えかねない」という指摘も出されました。
厚労省は、厚生年金の加入条件をさらに緩和するかどうか議論を進め、年内にも方向性を取りまとめたいとしています。
※企業負担も増加するが、賃金額がかわらないまま社会保険料が引かれると従業員の手取りも減。月額報酬10万円-社保13,521~14,364程度